不動産市況2025年10月号
2025.10.06
当社では各地域ごとに地域専門の営業職を配置し、地元での相場観を経験値として蓄積する事を重視しています。この蓄積してきた情報を下記報告形式に纏め、共有させて頂きます。この情報が皆様の何らかの参考となれば幸いです。
■検証月:2025年8月
■報告担当:服部圭佑
■所属店舗:御前崎店
■担当地域:御前崎市、牧之原市、吉田町
売主様の動き、雰囲気、感触
・空家期間が長い物件の査定依頼が増えています。維持費や劣化リスクを踏まえ、現況売却・一部整備・解体の選択肢を整理して検討されています。
・相続に伴うご相談は、相続登記や名義整理、遠方からの手続き簡素化のご要望が中心です。買取と仲介の比較検討も増えています。
買主様の動き、雰囲気、感触
・自然環境や広い敷地を求めて移住を検討する方が多く、都会の利便性よりも「のびのび暮らせる環境」を優先する傾向が強まっています。
・沿岸部等のハザードマップ内の販売は長期化しやすい傾向になります。その一方で、セカンドハウスとして利用する方はハザードマップ内でも購入しています。
・ライフスタイルの転換期にある方々からは、「手入れや初期投資を最小限に抑えて、すぐに新生活を始められる物件」を求める声が多く寄せられています。
不動産物件の動き、流通市場の雰囲気について
・地域柄、農地や山林も所有されている方が多くいらっしゃいますが、それらの土地は通常販売ができないため、隣地に相談等しか手段がなく困っている方が多くいます。
・居住用ではなく将来の資産形成を目的とした購入も増加しており、特に割安感のあるエリアでは地域外からのアプローチが目立っています。

