不動産市況2025年6月号
2025.06.20
当社では各地域ごとに地域専門の営業職を配置し、地元での相場観を経験値として蓄積する事を重視しています。この蓄積してきた情報を下記報告形式に纏め、共有させて頂きます。この情報が皆様の何らかの参考となれば幸いです。
■検証月:2025年4月
■報告担当:齋藤 拓未
■所属店舗:駿河店
■担当地域:駿河区・葵区
売主様の動き・雰囲気・感触
- 相続を理由とした売却相談が増加。特に遠方在住・高齢の方から「管理が負担」との声が多数。
- 市場の先行き不透明感から「売れるか心配」との懸念が広がり、価格や時期に慎重な姿勢。
- 親族の近くへの転居を目的とした住み替え相談が増加。ライフスタイル変化に伴う動き。
買主様の動き・雰囲気・感触
- リフォーム済み中古住宅への関心が高く、「安心できる物件」を重視する傾向。
- 2~3台以上の並列駐車が可能な広い駐車スペース付物件がファミリー層に人気。
- 新築の建築費高騰により、中古住宅への注目が高まり、具体的な購入相談が増加。
- リフォーム費の高騰や資金計画への不安から、購入判断には慎重かつスピード感が必要。
- 過去のリフォーム内容(時期・箇所)を詳しく確認する傾向が強まり、判断材料として重視。
不動産物件の動き・市場の雰囲気
- 管理状態の良い物件やリフォーム履歴のある物件への関心が継続的に高い。
- 「総額1,000万円以内」での購入希望が多いものの、該当物件不足の声あり。
- 築年数が古い物件は、購入後の修繕費懸念から売却に時間がかかる傾向。
- リフォーム履歴のある物件は相場よりやや高めに評価されやすい。
- マンションの管理費・修繕費の値上げを懸念する声も聞かれる。
- 立地・生活利便性により成約スピードに差が見える。

